脳と腸とは互いに情報を伝達し合い、
双方向で作用しあう関係にある。
「脳腸相関」と呼ばれる脳と腸との関係に、
腸内細菌が深く関わっていることが、近年の研究でわかってきました。
脳の健康や病気との関わりを探る試みが急ピッチで進んでいます。

ビフィズス菌が脳のストレス反応を抑制

ヨーグルトなど食品への応用・開発すすむ

 腸は全身の免疫細胞の6割が集まる、人体最大の免疫器官として知られています。腸内細菌は、免疫細胞に働きかけて、免疫力を高めたり、その逆に免疫の暴走を抑えたりする細胞の発現をうながすことが知られており、こうした免疫細胞を通じた炎症を抑える作用などが、脳でも働いているのではないかといわれています。

朝日新聞
https://www.asahi.com/relife/article/14502457