本名は「小林卍丸」「髑髏林禿鷹丸」「鬼切林虎殺丸」など。存命の人物にも関わらず本名に諸説あるというのがこの男の凄みである。

刑務所内で絞首刑となった母親の死体から産み落とされての獄中出産という壮絶さでこの世に生を受ける。生まれれた直後から男気に溢れていた彼は「男が人前で涙を見せてはならぬ」と自身の出生の瞬間も泣き声を上げることはなく、唇を噛み締めて涙を堪えていたという。