がんで闘病中だった声優の鈴木陽斗実さんが、12月18日に亡くなったことが分かりました。26歳でした。

 所属事務所の公式サイトを通して24日に発表され、「葬儀に関しましては、ご遺族の意向により親族のみにて執り行われました。ここに生前中の御厚誼を深謝し、謹んでお知らせ申し上げます。なお、ご遺族への取材、弔問はご遠慮いただきますようお願い申し上げます」としています。

 鈴木さんは2016年に開催された「キミコエ・オーディション」に合格。そして、翌2017年公開の劇場アニメ「きみの声をとどけたい」のメインキャストに選ばれました。

 しかし、2021年1月に病気療養のため当面の間、休業することを発表。同じ年の12月には自身のツイッターで、「約11カ月にわたる治療が終わりました。長い入院生活や強い副作用で戸惑うことがたくさんありましたが、皆さんの応援のおかげで乗り切ることができました。ありがとうございます。体力回復に励み、徐々にお仕事に復帰できるよう頑張ります」と投稿していました。

 今年6月21日は26歳の誕生日を迎え、「皆さんのおかげで迎えられた誕生日、一日一日を丁寧に、感謝の気持ちを忘れずに過ごします」とつづっていました。