トヨタの新型プリウス、一部サブスク専用に 料金1割安

新型プリウスの一部車種をトヨタグループのKINTO(キント、名古屋市)のサービス「KINTO Unlimited」で提供する。販売済みの車種のソフトの更新は米テスラなどが手がけるが、ハード面も含めて機能を高められるのは世界的に珍しい。

プリウスを使うサブスクの月額料金は最安で1万〜2万円ほどとなる見通しで、従来のサブスクと比べて1割程度安くする。一般的に自動車は走行距離や使用期間によって資産価値が目減りするが、機能を後付けにして価値を引き上げれば、目減りを抑えることができる。その分を値下げの原資として消費者に還元する。キントの小寺信也社長は「値下げに確実につなげるのが新サービスの真骨頂だ」と語った。