犬の訓練にはオペラント条件づけを利用した。戦車や装甲車輛の下に犬の餌を置き、空腹の犬が餌を目当てに戦車の下に潜り込むように教え込むというものである。
実戦では空腹の犬を敵戦車の前に放つだけで自発的に爆弾を運ぶことが期待されたが、精度は高いとは言い難く、たとえ訓練を積んだ犬といえども、敵戦車が走行する際に発する激しい騒音に怯え、逃げ去ったり自陣に駆け戻り自爆するなど、扱いの難しい兵器であった。
また当初、訓練に自軍の戦車を用いたため、それに対する条件反射が成立してしまい、ドイツの戦車は無視して、訓練通りソ連の戦車に向かって突っ込んでしまうという大きな失敗もあった[2]。