コロナ禍で各地の大学などでお嬢様部が広がった。「元祖」は京都大お嬢様部だった。なぜお嬢様なのか。代表の学生は「情報やモノがあふれる現代は、心の余裕を失いがち。お嬢様っぽく振る舞えば、世界が少しすてきに見えるのではと考えた」と明かす。

 当初は「ネタ」だったお嬢様言葉は、「コロナ禍で退屈しておりますの」「こんなにフラストレーションがたまる(オンライン)授業もありませんわ」などと本音を和らげて吐き出すツールとなったとみられる。