今年8月、石川県加賀市の自宅で母親に「はよ死ねや」と迫ったとして、自殺教唆などの罪に問われた54歳の男の初公判が開かれ、男は起訴された内容を認めました。検察側は懲役3年を求刑しました。

この裁判は今年8月、加賀市塩屋町の自宅で当時78歳の母親を殴った後、包丁を差し出し、「はよ死ねや」と迫ったとして、東谷直人被告(54)が自殺教唆と暴行の罪に問われているものです。母親はその後、納屋で首を吊り死亡しました。

金沢地裁で25日に開かれた初公判で、東谷被告は起訴内容を認めました。自殺を迫った経緯について、東谷被告は「楽しみにしていた手作りカレーを、母親が隣人にあげたことが許せなかった」と話し、「母親には長生きしてほしかった。酒を飲みすぎてしまった自分の行動がダメだった」と振り返りました。

検察側は懲役3年を求刑した一方、弁護側は執行猶予を求めました。裁判は即日結審し、判決は来月5日に言い渡されます。

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