圧倒的な番狂わせに、ドイツ紙も衝撃を受けた。ビルト紙の大見出しは「ドイツにとって大失敗のスタート」。PKで先取点を取ったギュンドアンが頭を抱える写真をトップで載せ、「代表チームは笑いものになった」と痛烈に批判した。

 「全くチャンスを生かせなかったことが、最悪の報いとなって降りかかった。後半28分、同点に追い付かれたのは当然だ。だが、後半38分はロングボールにシュロッターベックが浅野の独走を漫然と許しただけで、ボーフム所属の浅野は厳しい角度からゴール天井付近に決め、日本が2―1。理解できない!」

 さらに、「つらい現実としては、ひどいハンドリングで得点機を逃したというだけでなく、何と言ってもディフェンスだ! 守備陣は多くの場面でグラグラの穴だらけだった」と批判した。

 最後に、同紙は「ドイツサッカーは日曜日(27日)のスペイン戦を恐れ、怖がっている。日本戦の事故着陸の後、この試合は既に“決勝”だ。しかも、恐るべき相手だ! ドイツのスペイン戦は直近7試合で1勝のみ…」と、後ろ向きな論調のままで締めた。
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