覚醒剤を肛門など体内に隠して密輸したとして、千葉地検は4日、タイ国籍の自称洋服販売業、ビィビュ・タナシャワコーングン容疑者(41)を覚醒剤取締法違反(営利目的輸入)などの罪で起訴した。古典的な手口だが、新型コロナウイルス禍による入国制限もあって、しばらく摘発が途絶えていた。10月から水際対策が大幅に緩和されたことから、成田税関は警戒を強めている。

 起訴状などによると、同被告は10月14日、覚醒剤246グラム(末端価格1475万円相当)を体内に隠してタイ・バンコク発の旅客機に乗り、翌15日に成田空港に到着して密輸したとしている。
https://mainichi.jp/articles/20221104/k00/00m/040/299000c