■憎しみ続けることは、自分自身が一番つらい

今回のドキュメンタリーを通して改めて感じたのは、“憎しみからは何も進まない”ということ。

「フジタさんがずっとお父さんを恨んでいたとしても、やはりその憎しみからいいものは生まれないし、フジタさんはそれに気づいているから、その先に進んでいける人なんだろうなと思います。今、憎しみの中にいる人は世の中にたくさんいると思いますが、それは相手がいることだから、自分の力だけではどうしようもできないことがほとんどだと思うんです。だから今回のように、いろいろな人の力があって少し次に進めるのは、とてもラッキーなことじゃないかと。憎しみ続けることは、きっと自分自身が一番つらいですから」

そして視聴者に向けて、「私も毎週『ザ・ノンフィクション』を見ていますが、すごい前・後編がやってきます。ちょっと見逃しちゃいけない2回がありますということをお伝えしたいです」と呼びかけた。