義務教育なのに教室に出入りさせないのは、国家権力が義務を果たしていないということになるのでは?

埼玉県の公立学校に通う中学3年生のこの男子生徒は、音楽活動のため10歳から長髪にしていたが、中学校入学

時、「男子の髪は襟足にかからないようにする」という校則により、教室に入ること禁じられたそう。教頭に

根拠を聞くと「身だしなみとして昔からあるルールで、理由はわからない」と返され、やむなく学校に籍を置

いたまま、髪形が自由なフリースクールに通うようになったという。

 しかし、夏祭りで中学の友達と再会して、あらためて学校に行きたいと思うようになり、再度、学校側に交

渉。すると2年生の2学期から「教室はダメだが保健室はいい」という許可を出される。校長からは、「髪の毛

を切るのが嫌なら、校則がゆるい中学に引っ越せばいい」と直接言われたそうだが、男子生徒は「実はトラン

スジェンダーでした」と主張。昨年4月、生徒が3年生になると校長が交代。
 するとトランスジェンダーであることを公言することと髪を結ぶことを条件に、教室に入ることが許可され

、今では仲間と学校生活を楽しく送っているという。

 こうした事情について、MCを務める立川志らくは「前校長、それから教頭、保健室で勉強させていた教師た

ちは、はっきりいって教育者として失格者だと思いますね」とコメント