西側諸国の経済制裁が強化される中、プーチン氏はこれまでウクライナの「ファシスト」との戦いと訴えていたが、ロシアを犠牲にして影響力を拡大しようとしてウクライナを武装化させている「西側集団」との対決という主張にシフトしている。

プーチン氏は「世界は真に多極化している」と述べ、「新しい力の中心が出現しているアジアはその中で重要な役割を担っている」と語った。

カザフスタンの首都アスタナで開かれたアジア相互協力信頼醸成措置会議(CICA)で、プーチン氏は西側諸国を、他の国々の発展を妨げて貧しい国々から搾取しようとする新植民地主義国家とする主張を展開。
「アジアの多くのパートナーと同様、われわれはグローバルな金融システムの見直しが必要だと考えている。このシステムのために全ての資本の流れと技術を自分たちに向けてきた自称『黄金の十億』が、何十年にもわたって他を犠牲にして生きることができたのだ」と訴えた。


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