埼玉県内のスーパーマーケットで商品に針を混入させるなどしたとして、狭山署は、埼玉県川越市旭町1丁目の無職・宮迫京介容疑者(43)を業務妨害と信用棄損容疑で逮捕した。宮迫容疑者は先月21日午後3時ごろ、狭山市入間川のスーパー「西友狭山市駅前店」で、いなりずしのパックの底から長さ約2センチの針を混入させ、同店で購入したフライドチキン2個に、自宅で針5本を混入して4本を飲み込み、同日夕方に「商品に針が入っていた」などと電話し、同店の業務を妨害するなどした疑い。
 病院でレントゲン検査した結果、宮迫容疑者の腹部に針4本が確認されたため、同署は傷害容疑などで捜査する一方で、宮迫容疑者から事情聴取、自作自演を認めたため、逮捕した。
いなりずしは、別の男性も購入したが、食べる前に針が入っていることに気付いたため、けがはなかった。調べに対し宮迫容疑者は、「金が欲しかった」などと供述しており、同署は、店から金銭を取る目的で針を飲み込んだとみて調べている。