横浜国大、液体金属による「伸びる」リチウムイオンバッテリ

 横浜国立大学の太田裕貴准教授および上野和英准教授らの研究グループは3日、液体金属による伸縮可能なガスバリアフィルムを開発した。また、本フィルムをバッテリの外装材に用いることで、大気中でも動作可能な伸縮性のある(ストレッチャブル)リチウムイオンバッテリの実現に成功した。

 次世代のウェアラブルデバイスにおいて、ストレッチャブルエレクトロニクスは基盤技術として期待されている。これまで、伸縮性に対応したセンサーやインターフェイスは提案されてきたが、バッテリに関しては外装材のゴムが酸素や水分を透過して内部のバッテリを劣化させてしまうために大気中では使用できないという問題があり、社会実装が可能な高出力で伸縮性のあるバッテリは実現していなかった。

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https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1444395.html