南極のオーストラリア観測基地に滞在する女性隊員が、「搾取的」基地風土とセクシュアルハラスメント(性的嫌がらせ)に直面しているとする政府報告書が30日、公表された。

 報告書によると、自分と寝るよう求める不適切な性的なジョークややじを飛ばすといったものから、基地内で他者から見える場所にポルノを置くなど問題行為は多岐にわたる。

 調査は告発を受け、政府主導で行われた。

 調査を担当した男女平等問題の専門家メレディス・ナッシュ(Meredith Nash)氏は、隊員らは基地の風土が同性愛者嫌悪的で、女性を「物扱い」していると指摘していると述べた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/cee9da71a693b19c1014887cc4cc3e2e8ab9c66c