20年以上写真現像の仕事をしているワイは、大型スーパー内にある写真現像ショップで働く店員
真面目で写真の現像において極めて繊細であり、色彩ひとつひとつに拘りを持つ程仕事熱心だが、家族が居ない孤独な男だった。

そんなワイには週に一度来る子連れの常連客の一家の写真をこっそり焼き増しして自分の家の壁一面に飾り、自分がその家族の一員になる妄想をして孤独という空白を埋める趣味がある。

さらにその常連客の息子のおじさんのような存在になることを期待して、その息子と接している。

どうする?