クルド人女性の死を巡る抗議 イラン道徳警察に拘束され死
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テヘラン、イラン、9月21日(AP)― 服装規定違反を理由に道徳警察に拘束された女性の死を巡って、イラン各地に抗議運動が広がっており、これまでに同国西部で3人の死亡が確認された。

 マシャ・アミニさん(22)は9月13日、服装規定違反で道徳警察に拘束され、警察は「心臓発作」で死亡したと発表した。
 警察は拘束中の虐待を否定、アミニさんが倒れる瞬間を録画した映像を公開したが、家族はアミニさんに心臓病の病歴はないと主張している。

 クルド人であるアミニさんは17日、イラン西部のセケズで埋葬されたが、その後イラン各地にアミニさんの死に対する抗議活動が広がっている。 
 首都テヘランでは、学生がアミニさんの死因の徹底解明と、道徳警察の解体を求める抗議集会を開いた。デモ隊は「独裁者に死を」と口々に叫んで、テヘラン中心部のケシャバルツ大通りに押し寄せた。

 警察は市内中心部の広場に通じる道路を封鎖。私服の治安警察や機動隊が市内のあちこちで目撃され、テヘラン中心部では携帯電話のインターネット接続サービスが停止している。