日本の肝細胞癌は、地方によって大幅な違いがあり、「西高東低」に分布しています
10万人当たりの年間肝癌死亡率を比較しますと、30人以上を越える県は全て西日本にあります。

山梨県だけは例外で、東日本にありながら、30人を越えています。
これは、かつて日本住血吸虫治療のために、アンチモン製剤を静脈注射し、
当時は注射器と注射針の消毒が十分でなかったので少数の患者さんに感染していた
C型肝炎ウイルスが県中に拡散したため、と想像されています。

http://www.tokumen.co.jp/column/kanzo1/07.html