生きたゴキブリに極薄の太陽電池や無線通信装置を背負わせた「サイボーグ昆虫」を開発した、と理化学研究所(理研)などの研究グループが発表した。昆虫の運動能力を損なわずに電池の充電や無線操作ができるのが特徴だという。研究グループは、将来的には災害現場での調査や環境モニタリングなどに幅広く活用できると期待している。

ゴキブリには尾部に「尾葉」と呼ばれる感覚器官が左右2つある。研究グループは開発したサイボーグ昆虫の右側の尾葉に取り付けた電極に無線装置を通じて電流を通した。するとサイボーグ昆虫は電流による刺激により右方向に曲がり、無線により動きを操作、制御できることを確認できた。疑似太陽光による約30分間の充電で約2分間の操作が可能だったという。


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