俺「墓地の隣って危なくないですか?」不動産屋「隣のTさんは寺生まれの方なのでむしろ安全ですよ」
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
不動産屋「周りより2万円ほど安いですしね」
俺「うーん」
俺「うん。内見お願いします」←今ここ
窓の外は360度墓地 隣の寺生まれのTさんもう墓に入ってるやないか
それでも守ってくれそうだけど 俺は原付に乗って買い物に出かけた
普段どうり国道を走っていると
真っ赤なワンピースを着た綺麗な女性が眼に映った
お、綺麗な人だな、そう思った瞬間
俺は対向車線から来たトラックに撥ねられた
柔道を習っていた俺はとっさの瞬間受身をとる事ができたため
両足を骨折する重傷ですんだ。
それから半年たったある日友人のKが同じくトラックに撥ねられた
直ぐに病院に駆けつけたが、Kに意識は無くその後死亡した
その場で救助に当たった人の話によるとKは
「赤いワンピースを見てついよそ見しちまった・・・」
と呟いていたという
俺は驚いた。
アレは死神なんじゃないか?
俺がそう思っている頃またあそこで事故が合った
話を聞いてみるとひき逃げらしかった
この辺りは見通しがいいにも拘らずそういう事故が多いらしい
俺はあの赤いワンピースの女が死神だと確信した
数日後俺はバイトの先輩Tさんの車に乗ってその道を走っていた
Tさんは実家が寺で非常に霊感が強いらしく、俺は死神の話をしてみた。
「ふーん」っと素っ気なく聞いていたTさん
だが少し走ってからTさんが突然
「あの女か!」と叫んだ。
見ると確かにあの赤いワンピースを着た女が道を歩いている!!
「そうです!あの女です!!」
俺が叫ぶと「そうじゃない!あっち事だ!!」と正面を指すT先輩
見ると顔の抉れた女が対向車線を走るトラックの方向を狂わそうと、
車体飛び移っている所だった!
「ハンドル頼んだぜ・・・」
Tさんはそう呟くと車の窓から上半身を外に出し、狙いを定め
「破ぁーーーーー!!」と叫んだ
するとTさんの両手から青白い光弾が飛びだし、女の霊を吹き飛ばした
「これで安心だな・・・」そう呟いて片手でタバコに火をつけるTさん。
寺生まれってスゲェ・・・その時初めてそう思った。 俺は夜釣りに出かけた
ある日、遊びの予定がキャンセルになった俺は秘密の釣り場で夜釣りを楽しむ事にした
街から少し離れた所にある橋で、静かでよくつれる俺の穴場
その日も良く釣れ、しばらくした頃、全身に寒気が。
何か恐いな・・・そう思いつつも入れ食い状態のその場を離れる気にもならず夜釣りを楽しんだ
「あなたも釣りですか?」後ろから声をかけられた、振り返るとそこにはサラリーマン風の中年男性が
「えぇ、ここよく釣れるんです」「えぇそうらしいですね」
「あなたも釣りですか?」「・・・まぁそうですね」話していくうちに段々と俺は違和感を感じた
男性はどう見てもスーツ姿、とても釣りを楽しむ格好じゃない、こんな所でなにを・・・
「あなた、つらないんですか・・・」男性の声・・・いやおかしい、明らかに上から聞こえてきた
「つりましょうよ、あなたも・・・」俺は恐怖に震えながらも上を見上げた・・・
そこには、今話をしていた男性の首吊り死体が!!男が言っていたのは「釣り」ではなく「吊り」だったのだ!!
気が付くと俺の目の前には無数の人影が「吊ろう・・・一緒に吊ろう・・・」と俺に囁いている
「そこまでだ」聞いたことのある声、寺生まれで霊感の強いTさんだ
影によって今にも吊り上げられそうな俺の前に来ると、自前の釣竿を振り回し
「破ぁ!!」と叫ぶ、すると釣竿の糸が眩く光り、振り回した糸が剣のように次々と影を引き裂いてゆく!
ある程度影を振り払うと、Tさんの呪文によって周りには光が走り、アッー!と言う間に影は全滅した。
「Tさんも夜釣りですか?」そう尋ねるとTさんは俺を指差し「まあな、随分と小物を釣り上げちまったがな・・・」
帰り道で聞いた話によるとあそこは自殺の名所で首吊りが首吊りを呼ぶ恐怖の橋らしい。
「すっかり日も上がっちまったな、どれ、街で女の子でも釣りに行くか」
そう言って車に飛び乗り爽やかに笑ってみせるTさんを見て
寺生まれはスゴイ、俺はいろんな意味で思った。 俺は久々に嫌な夢を見た
ノコギリを持った男が俺の部屋に立っている・・・
俺は恐怖のあまり動くことが出来ず、ただその男を眺めている。
すると男は突然ノコギリで家の柱を切り出した!
思わず「やめろ!!」と叫ぶ俺
するとゆっくりこちらを振り返る男
その顔は、見るも無残に潰されて顔中に釘が打ち付けてある
「お前もこうなりたいのか?お前もこうなりたいのか?
してやろうか?してやろうか?」
ゆっくり俺に近づく男・・・俺は金縛りにあったように動けず、そして・・・
男のノコギリが俺の顔に・・・
そこで目が覚めた
嫌な夢だ、後味が悪い・・・俺は水を飲もうと立ち上がった
俺の目に飛び込んできたのは、無残にも傷つけられた家の柱!
俺は恐怖で腰を抜かしてしまった、あの男は現実に!!
そして次はホントに俺の顔が刻まれてしまうのではないかと
その日のバイトで、俺は寺生まれで霊感の強いTさんにその夢を相談してみた
しかし、Tさんは「しょせん夢だろ?」と冷たい対応
なんとしても引き下がれないので必死に何とかしてください!と頼み込むと
「それじゃあ俺の作ったお守りやるからそれを枕元に置いて寝ろ、
そうすりゃ大丈夫だ」とお守りを渡してくれた 次の日、不安ながらも朝の早かった俺は床に付いた、そこでまた夢を見た
「つづき、つづき、つづき!つづき!つづき!つづき!」
またあの男だ!!俺は夢の中でTさんのお守りを探した
しかしどこにも見当たらない・・・
「これ?これ?これ?」なんとお守りを男が持っている!もうおしまいだ!!
だが次の瞬間、お守りが眩い光に包まれ、どこからとも無くTさんの声が
「破ぁ!!」
お守りは光と共に飛び散り、男の半身を吹き飛ばした。
「あああああああああ」
半身でのたうつ男を尻目に俺は夢から目覚めた
枕元にあったはずのお守りはどこをどんなに探しても見つからなかった・・・
その話をTさんに話すと
「半身を吹き飛ばした?
やれやれ、威力は親父の作った奴の半分か・・・」と呟くTさん
寺生まれはスゴイ、俺は感動を覚えずにはいられなかった。 俺にもやっと彼女が出来た
彼女は色白で背も低く病弱で、学校でもよく虐められていたそうだ
俺はそんな彼女の事を守ってあげたいと思い、告白し、付き合うことになった
付き合いだしてから1ヶ月後、彼女が初めて家に止まりに来た。
だが童貞で奥手な俺は彼女にキスすることすら出来ず、
酒を飲むとそのままソファーで眠ってしまった
夜中に妙な音がしたので目が覚めた
誰かがブツブツ何か言ってる・・・
俺は彼女が電話しているのかと隣の部屋を覗き込んだ
するとそこには恐ろしい顔をした彼女が
「おうち、おうち、あたらしいおうち」と呟きながら
自分の髪の毛を壁とタンスの隙間や戸棚の下に押し込んでいる姿だった。
俺はあまりの恐怖に言葉を出すことも出来ずそのまま朝を迎えた。
何事も無かったかの様に眠る彼女・・・俺はどうしていいのか分からず
寺生まれで霊感の強い先輩のTさんに電話をし、ワケを話した
黙って俺の話を聞いたTさんは「よし、待ってろ、すぐ行く」と言ってくれた
俺は彼女に気付かれないようにこっそりTさんを上げると、
彼女を見たTさんは「これは・・・」と呟き
「俺の後ろに下がってろ、絶対に前に来るな・・・」と言い彼女の前に立った
Tさんは何か呪文のようなものを唱え「破ぁ!!」と叫んだ
すると部屋中に仕組まれていたであろう髪の毛がいっせいに燃え上がり
彼女の髪の毛までもが燃え上がった!! 「姿を見せな・・・」
Tさんがそういうと長かった彼女の髪の毛がバサリと抜け落ち、女の生首になった!
「こんな女の子に取り付いて、自分の結界を広げて他のかい、この小悪党め!!」
生首をガシリと掴むTさん
次の瞬間生首は断末魔をあげながら燃え上がり、灰になって消えた。
しゃがみ込んだTさんは無残に抜け降ちた彼女の髪の毛に触れると
「お前たち、元の場所に帰りな・・・」と優しく呟き
フワフワと浮かび上がった髪の毛は彼女の頭に生え移り、元どうりになった。
「二人に『カミ』のご加護がありますように」
Tさんは笑いながらそう言って帰っていった。
寺生まれってスゴイ、改めてそう思った。 俺はバイト仲間5人と海へ行くことにした
しかし、海岸は物凄い人で、とても遊ぶことが出来ず、
俺達は目的をドライブに半ば無理やり変更し
海辺の道路をひたすら走っていた。
すると友人のYが「あれ?この辺り人全然いないよ」と言った
見てみると確かにこの辺りだけ人がポカンとおらず、5人で遊ぶなら丁度いい広さがある
浜に降り、ビーチバレーをしたり砂のお城を作ったりと楽しい時間を過ごした
するとYが「私元水泳部なんだー
あのブイまで泳ぎきったらかき氷おごってね!」と言い出した
俺が返事をするより早く海に飛び込むY
なるほど水泳部だけあってか綺麗な泳ぎでブイまでたどり着くY
沖で大きく手を振るY
俺達も浅瀬から手を降って返すが、どうも様子がおかしい 「あれ!?溺れてるんじゃない!?」誰かが叫んだ
確かに今にも沈みそうだ!俺達は急いで救助に向かった
しかし、水泳部のYと違い泳ぎの遅い俺達は中々たどり着くことが出来ず
代わりにYは今にも沈みそうに・・・
「おかしい・・・」
そう思った俺は水中に潜った、するとそこにはYの身体にしがみ付き、
引き込もうとする黒い影が無数に蠢いていた!!
このままじゃ俺達も・・・
そう思った瞬間、大波の向こうから一人のサーファーが!!
寺生まれで霊感の強いTさんだった!
Tさんは板を華麗に操りYを抱き上げるとそのまま波に乗って陸地へ
「破ぁ!!」
振り返らずにTさんが叫んだ
するとTさんの板が起こした無数の泡がボコボコと集まり浮き輪状に、
俺達もそれにつかまって陸までたどり着くことが出来た
「ありがとうございますTさん、でも何でここへ?」
そう聞いた俺にTさんは
「なぁに、この辺りは毎年水難事故が起こってるっていわく付きの海岸でな、
こんな事もあろうかとな・・・」
そういいながらYの胸に手をあて呪文を唱えるTさん、
するとYの口から汚れた水が吐き出されYは意識を取り戻した。
「きっと死者が死者を呼ぶ潮の流れなんだろうぜ、ここは・・・」
海岸線を見つめて呟くTさん
顔を赤くしながら
「あ、あんたなんかに助けてもらうくらいなら死ねばよかったわ!」
と大げさに言い放つYを見て
寺生まれはスゴイ、俺はまたもやそう思った。 どんだけバリエーション豊かやねん寺生まれのTさん
って言うかなんで寺生まれの予測変換で寺生まれのTさんが出てくんねん ある病院の一室に母親が寝ています。母親の名前は雅子。そのそばには心配
そうに見守る夫(浩)と何も知らずにスヤスヤと眠る幼い娘(エリ)の姿があり
ました。雅子の病気は大変に重く、あとほんの少しの命しか残されていません。
雅子「ね、約束して・・・私が死んだら・・・」
浩「何言ってるんだ。そんなわけないだろう」
雅子「私がいなくなったら、この3本のビデオをエリに見せてほしいの」
浩「やめろよ。そんなこと言わないでくれ。すぐに良くなるよ、君の病気は」
雅子「パパったら下手ね。わかってるのよ。もうエリやあなたと過ごせる時間
がないってこと。だから、ビデオに撮ったの。ね、お願い、エリに見せる時は
ラベルに書いておいたから。その日が来るまで、あなたも絶対に見ないと約束
して。ね?お願い」 それから2カ月後の初雪が降った日。ついに悲しい別れの日がやってきました。
医師「22時32分、ご臨終です・・・」
浩「雅子!」
エリ「どうしたの?ねえ、どうしたの?」
浩「ママはね、ママは・・・」
幼いエリにはママが二度と目を覚まさないという事がまだわからなかったの
です。
それから3カ月が経ちました。エリはなぜ雅子がいなくなったかが理解でき
ませんでした。でも、母親のいない寂しさは日に日に増していったのです。
そして春が訪れ、1本目のビデオテープを見る日がやってきました。 【3歳のお誕生日を迎えたエリちゃんへ】
「ハッピバースデートゥーユー・・・エリちゃん、お誕生日おめでとう!きっと
エリちゃんは突然ママがいなくなって、ビックリしていると思います。ママは
ね、ビデオの中にお引越ししました。だからエリちゃんのそばにいられなくな
ったけど、パパを困らせたりしちゃダメだぞパパ死んじゃっヴァアアアアアアア
アアアアアア死にズヴァアアアアアアアアアアアアお誕生日プレゼントに、ママがエリちゃんに魔法をかけようと
思います。それはね、エリちゃんが寂しくなくなる魔法です。いい、目を閉じ
て。ママが今から3つ数を数えます。1、2、3、ズヴァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア
アアアアアアアアアアアアアエリ、お父さん死んじゃっヴァアアアアアアア
アアアアアア死にたくない!死にズヴァアアアアアアアにたくないよおおおおヴヴァアア
アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア、ザッ」 背筋が凍った。
最後の方は雑音でほとんど聞き取れなかったが、雅子の台詞は明らかに撮影時と違う
断末魔の叫びのような言葉に変わり、最後雅子が喋り終わるときに
暗闇の端から何かが雅子の腕を掴んで引っ張っていくのがはっきりと見えた。
これを見たエリは泣き叫び、なんて物を見せるんだと俺に掴みかかり、
雅子の父親は俺を殴りつけた。雅子の弟が、浩さんはいたずらで
こういうものを撮るような人じゃないとなだめてくれたおかげで
その場は収まったが、俺は土下座をして、すぐにこのDVDは処分しますといってみんなに謝った。 翌日、DVDを近所の寺に持っていったら、処分をお願いしますという前に
住職がDVDの入った紙袋を見るや否や「あ、それはうちでは無理です」と。
代わりに、ここなら浄霊してくれるという場所を教えてもらい、行ったが
そこでも「えらいとんでもないものを持ってきたね」と言われた。
そこの神主(霊媒師?)によると、雅子はビデオを撮った時点で完全に地獄に
引っ張り込まれており、何で半年永らえたのかわからない、本来なら
あの直後に事故にあって死んでたはずだと言われた。 その後もエリにとっては寂しい事や悲しい事は何度も訪れました。でもそれ
以降、エリはパパを困らせることはありませんでした。なぜなら、「いい子に
していたら、また会いに来るね」というママの言葉を信じていたからです。
4歳になって保育園に入った頃、エリは母親が死んでしまったことに気づき
始めていました。しかし、それを信じたくなかったのです。そして、エリの
小学校の入学が目の前に迫ってきました。 【小学生になるエリちゃんへ】
「エリちゃん、元気にしていますか?エリちゃんがずっといい子にしていたから、
約束通りママはエリちゃんに会いに来ました。エリちゃん、小学校入学おめで
とう!入学式に一緒に行けなくて本当にごめんね。ママも楽しみにしていたん
だけど・・・。あのね、もうエリちゃんは1年生になって大きくなったから、
ママ、本当のことを打ち明けます。今ママのいるところは天国なの。だから
エリちゃんにもう会えなくなりました。でもママはいつも天ズヴァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア
アアアアアアアアアアアアアエリ、お父さん死んじゃっヴァアアアアアアア
アアアアアア死にたくない!死にズヴァアアアアアアアにたくないよおおおおヴヴァアア
アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア、ザッ さてママは今日も、エリちゃんにとっておきの魔法をかけようと思います。
それはエリちゃんが少し大人になる魔法です。さあ、目を閉じて、3つ数えま
す。1、2、3、ハイ!これでエリちゃんは、お家の仕事がいっぱいできるよ
うになりました。じゃあ、またね。エリちゃん 、いい子にしていてね。
バイズヴァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア
アアアアアアアアアアアアアエリ、お父さん死んじゃっヴァアアアアアアア
アアアアアア死にたくない!死にズヴァアアアアアアアにたくないよおおおおヴヴァアア
アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア、ザッ」 背筋が凍った。
最後の方は雑音でほとんど聞き取れなかったが、雅子の台詞は明らかに撮影時と違う
断末魔の叫びのような言葉に変わり、最後雅子が喋り終わるときに
暗闇の端から何かが雅子の腕を掴んで引っ張っていくのがはっきりと見えた。
これを見たエリは泣き叫び、なんて物を見せるんだと俺に掴みかかり、
雅子の父親は俺を殴りつけた。奥さんの弟が、浩さんはいたずらで
こういうものを撮るような人じゃないとなだめてくれたおかげで
その場は収まったが、俺は土下座をして、すぐにこのDVDは処分しますといってみんなに謝った。 翌日、DVDを近所の寺に持っていったら、処分をお願いしますという前に
住職がDVDの入った紙袋を見るや否や「あ、それはうちでは無理です」と。
代わりに、ここなら浄霊してくれるという場所を教えてもらい、行ったが
そこでも「えらいとんでもないものを持ってきたね」と言われた。
そこの神主(霊媒師?)によると、雅子はビデオを撮った時点で完全に地獄に
引っ張り込まれており、何で半年永らえたのかわからない、本来なら
あの直後に事故にあって死んでたはずだと言われた。 ママが亡くなったことがわかった後、エリは一生懸命に掃除や洗濯を自分か
ら手伝うようになりました。なぜならパパを困らせると、天国のママが悲しむ
と思ったからです。
月日は流れ、エリがもうすぐ5年生になるある日のことでした。
浩「あ・・・エリ、パパの友達の久美さんだ」
久美「「はじめまして。よろしくね、エリちゃん」
久美さんはとても優しく温かい人です。でもエリは久美さんに対して素直に
なれなかったのです。そして、エリにとってもっとショックな日が訪れました。 浩「あのねエリ・・・パパ、エリに大事な話があるんだ。パパは久美さんと結婚
しようと思っている。だから、これからは久美さんがエリの新しいママにズヴ
ァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア」
エリはパパの結婚を受け入れられないまま、新しいママがやって来る日を
迎えてしまいました。その日は最後のビデオテープを見る約束の日だったの
です。 【新しいママが来る日のエリちゃんへ】
「えー、雅子です。このビデオを・・るということは、パパは・・んで
しまっ・・いう・・ります。新しいママ、エリをどうかよろしく
パパ、今まで本・・ありが・・・」
雅子が喋る声に混ざって、さっきからずっと鳴り続けている
ヴーーーーーーという雑音がひどくて声が聞き取りにくい。 「エリちゃん、パパと仲良くしていましたか?さて今日は、ママがエリちゃんに
最後の魔法をかけるために会いに来ました。今日、ママはエリちゃんに「サヨ
ナラ」を言わなければなりません。エリちゃんがどうしたら幸せでいられるか
をママは一生懸命考えました。そして、やっと答えが見つかりました。これか
らは、新しいママとパパとエリちゃんと仲良く3人で暮らヴァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア
アアアアアアアアアアアアアエリ、お母さん死んじゃっヴァアアアアアアア
アアアアアア死にたくない!死にズヴァアアアアアアアにたくないよおおおおヴヴァアア
アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア、ザッ 本当ヴァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア・・・本当ヴァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアね、ママはずっとエリちゃんと一緒にいたかった。今、
背はどのくらいになったの?顔はパパに似ているの?そんなことさえもママに
はわかりません。一人で天国になんて来たくなかった。できればあなたの成長
をこの目で見届けたかった。あなたにボーイフレンドの話を聞いたり、ショッ
ピングに行ったり、エリちゃんの花嫁姿をこの目で見たかったヴァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア
お父さん再婚しちゃっヴァアアアアアアアアアアアアア一人にしないで!死にズヴァアアアアアアアにたくないよおおおおヴヴァアア
アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア ヴーーーーー・・・やっぱりエリちゃんがいつも笑顔でいてくれることがママの一番の
幸せなの。ママはエリちゃんの幸せをいつまでも心から祈っています。ママに
会えなくなっても寂しくないように、今から最後の魔法をかけようと思います。
それはエリちゃんがママを忘れる魔法です。さあ。目を閉じて。エリちゃんが
新しいママととっても仲良くなれますように。家族3人でいつまでも幸せに
暮らせますように。そして、ママと本当のサヨナラができますように。エリ
ちゃん、元気でね、さようなら。3つ数えますよ。いい?1・・2・・3・・死にズヴァアアアアアアアにたくないよおおおおヴヴァアア
アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア、ザッ」 背筋が凍った。
最後の方は雑音でほとんど聞き取れなかったが、雅子の台詞は明らかに撮影時と違う
断末魔の叫びのような言葉に変わり、最後雅子が喋り終わるときに
暗闇の端から何かが雅子の腕を掴んで引っ張っていくのがはっきりと見えた。
これを見たエリは泣き叫び、なんて物を見せるんだと俺に掴みかかり、
雅子の父親は俺を殴りつけた。奥さんの弟が、浩さんはいたずらで
こういうものを撮るような人じゃないとなだめてくれたおかげで
その場は収まったが、俺は土下座をして、すぐにこのDVDは処分しますといってみんなに謝った。 翌日、DVDを近所の寺に持っていったら、処分をお願いしますという前に
住職がDVDの入った紙袋を見るや否や「あ、それはうちでは無理です」と。
代わりに、ここなら浄霊してくれるという場所を教えてもらい、行ったが
そこでも「えらいとんでもないものを持ってきたね」と言われた。
そこの神主(霊媒師?)によると、雅子はビデオを撮った時点で完全に地獄に
引っ張り込まれており、何で半年永らえたのかわからない、本来なら
あの直後に事故にあって死んでたはずだと言われた。 3人の生活が始まりました。エリは天国のママのメッセージ通り、新しい
お母さんと仲良くしました。でも最後の「ママを忘れてしまう」という魔法
だけは、エリには効かなかったのです。そう、エリは、自分だけの心の宝石箱
にそっとママの思い出をしまい込んだのです。それは、たとえどんな魔法を
かけようと、決して消えることはないでしょう。 エリは残り三ヶ月の命と診断されて病院で入院していました。 友達が二人お見舞いに来た時に、
その子のお父さんはまだ、 その子の体がベットの上で起こせるうちに最後に写真を撮ろう とおもい、
病気の子を真ん中にして三人の写真を撮りました。
結局それから一週間ほどで急に容体が悪くなり、三ヶ月ともたずに エリはなくなってしまいました。
葬式も終わり、多少落ち着きを取り戻したお父さんはある日、 病院で撮った写真の事を思い出しました。
それを現像に出し取りにいって 見てみると、その写真が見つかりません。
写真屋さんに聞いてみると、 「いや、現像に失敗して、、、」というそうです。
不審に思ったお母さんは 娘の生前の最後の写真だからとしつこく写真屋さんに迫ったそうです。
写真屋さんもしぶしぶ写真をとりだし、「見ない方がいいと思いますけれど、 驚かないで下ズヴァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア」と写真を見せてくれました。 背筋が凍った。
そこには、三人の女の子が写ってましたが、真ん中の亡くなった女の子だけが ミイラのような状態で写っていたそうです。
それを見たお母さんはとても驚きましたが、供養して もらうといい写真を持ち帰りました。それにしても恐ろしい 写真だったため霊能者のところに供養してもらう時に これは何かを暗示してしているのではないかとたずねました。
すると、霊能者は言いたがりません。 やはり無理に頼み込んで 話を聞ける事になりました。
その霊能者が言うには、
「残念ですが、あなたの娘さんはズヴァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア
アアアアアアアアアアアアア、地獄にヴァアアアアアアア
アアアアアア!死にズヴァアアアアアアアにましよおおおおヴヴァアア
アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア、ザッ」 背筋が凍った。
最後の方は雑音でほとんど聞き取れなかったが、霊能者の台詞は明らかに台本と違う
断末魔の叫びのような言葉に変わり、最後霊能者Kが喋り終わるときに
暗闇の端から何かが霊能者Kの腕を掴んで引っ張っていくのがはっきりと見えた。 代打のときに、俺は例の選手を球団に見せることにした。さすがに落ち着きを取り戻していた球団は
俺が代打の切り札があるといったら是非見せて欲しいと言って来たので ちょうどチャンスがあるときに、見せることになった。
俺が中村ノリをコールした時点で、すでに泣き始める球団幹部。
「これも供養になりますから、是非見てあげてください」と中村ノリをセットし、打席に出した。
ヴーーーという音とともに、真っ暗な豚が10秒ほど呻く。
あれ?交渉に失敗していたのか?と思った瞬間、真っ暗な中に
突然中村ノリの姿が浮かび上がり、喋り始めた。
あれ、バッセンで取ったはずなんだが、こんなに黒かったか? 「僕を育ててくれた近鉄、中日、
それに横浜のみんな、僕が死んで悲しんでるかもしれませんが、
どうか悲しまないでください。僕はズヴァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア
アアアアアアアアアアアアア××(落合の名前)、俺引退しじゃっヴァアアアアアアア
アアアアアア引退したくない!引退したくなズヴァアアアアアアアないよおおおおヴヴァアア
アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアイイイイイッッッッ」
背筋が凍った。
最後の方は雑音でほとんど聞き取れなかったが、Nの台詞は明らかに撮影時と違う
断末魔の叫びのような言葉に変わり、最後Nが喋り終わるときに
スタジアムの端から何かがNの腕を掴んで引っ張って退場させられるのがはっきりと見えた。 翌日、中村ノリを地元の球団に持っていったら、契約をお願いしますという前に
オーナーがノリの顔を見るや否や「あ、それはうちでは無理です」と。
代わりに、ここなら契約してくれるという場所を教えてもらい、行ったが
そこでも「えらいとんでもないものを持ってきたね」と言われた。
そこの監督(霊媒師?)によると、ノリはオリジナルグッズの作成に手を出した時点で完全に地獄に
引っ張り込まれており、何で半年永らえたのかわからない、本来なら
その直後に自由契約にあって死んでたはずだと言われた。 墓地の隣というか墓地のど真ん中やんけ
それ幽霊とかより夜の帰宅時とか暴漢に襲われる可能性の方が高いやろ ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています