楽天モバイルは10日、自社回線サービスの契約数が6月時点で477万件と4月時点から約23万件減少したと発表した。契約数の減少は2020年に携帯事業に本格参入してから初めてで、自社回線サービスの全契約数の約5%に相当する。5月に顧客獲得の目玉だった「0円」から使える通信料金の廃止を発表したことを受けてユーザーが他社へ流出しており、契約数の動向が注目されていた。

楽天グループは10日、22年1~6月期決算に合わせて、楽天モバイルの6月時点の契約数を明らかにした。4月時点で500万件を突破していたが、6月時点では477万件と約23万件減少した。他社から通信回線を借りる仮想移動体通信事業者(MVNO)サービス分を除いた楽天モバイルの契約者数は参入当初の65万件(20年6月時点)から伸び続けてきたが、初めて純減になった。