今年1~6月の上半期に生まれた赤ちゃんの数は38万4942人で、前年同期に比べ2万87人減(5.0%減)となったことが4日、厚生労働省の人口動態統計(速報値)で分かった。同省によると、上半期で40万人を下回るのは2000年以降初めて。長引く新型コロナ流行の影響で、感染の不安などから妊娠を控えるケースもあったとみられる。

 速報値は外国人などの数も含む。毎年6月に発表する1年間の「概数」は、日本に住む日本人の数をまとめるため、このままのペースで推移すると22年の出生数の概数は、21年の81万1604人を下回り、統計開始以来初の80万人割れとなる可能性が高い。

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