・日本が主導し、アフリカ各国首脳が参加するアフリカ開発会議(TICAD)が、チュニジアの首都チュニスで開幕した。新型コロナウイルスに感染し、訪問を見送った岸田文雄首相は開会式にオンラインで参加し、今後3年間で官民をあわせて総額300億ドル(約4兆1千億円)規模の支援を行うことを表明した。

・過剰な債務を負わせて支配を強める中国の「債務のわな」が問題視される中、人材育成などを通じて持続的な経済成長を後押しする。

・アフリカへの支援策として、グリーンビジネスの促進、スタートアップ(新興企業)支援、アフリカの人々の生活向上、エイズや結核、マラリアなどの感染症に備えた保健システム強化などを挙げた。農業や保健、教育分野を中心に、今後3年間で30万人の人材育成支援も行う。