25日岐阜県高山市 奥飛騨温泉郷の、北アルプスで滑落した女性の捜索が、26日朝から行われ、女性は遺体で発見され、収容されました。

遺体で収容されたのは、茨城県石岡市のパート、萩原恵美子さん(53)です。

萩原さんは、25日午前11時半ごろ、南岳から北穂高岳に向かう、険しい岩場になっている長谷川ピーク付近の稜線から滑落し、いっしょに登山をしていた、19歳の会社員の息子が北穂高小屋を通じて「母親が滑落した」と警察に通報していました。

しかし、雨のためヘリによる捜索ができず、天候が回復した26日、午前7時過ぎから岐阜県警ヘリが捜索が開始し、滑落現場からおよそ60メートル下の岩場で、ヘルメット姿でうつ伏せに倒れている萩原さんを発見しましたが、その場で死亡が確認されました。

萩原さんらは2泊3日の予定で、24日に長野県の上高地から入山し、25日は、槍ヶ岳山荘から、北穂高岳に向かう途中でした。