「ゲヒャヒャヒャヒャヒャ!バーカバーカ!何言ってるんだよお前!俺様は何をやっても許されるから俺様の勝ちに決まってるだろ!ゲヒャヒャヒャヒャヒャ!はい論破ー!俺に従え!バーカ!」
ゲスアキはアホ面を全開にし高笑いを始めた。

はあ。
流石の俺も呆れかえってしまう。
この男、ここまで知能が低かったとは。
仕方ない、ここらで上下関係を分からせてやるか。

俺は一瞬の早業でゲスアキの刀を奪う。

「は?」
一瞬硬直するゲスアキ。

「エンチャント、経年劣化」
俺がそう唱えると刀は一瞬にして錆び、使い物にならなくなってしまった。

「うぎゃああああああああああああ、俺様の刀がああああああああああ!弁償しろ、弁償しろよおおおおおおおお!」
馬鹿面全開にして喚くゲスアキ。
はあ、何を言っているんだこのバカは。
俺に刀をダメにされる原因を作ったのはお前なんだから悪いのはお前なんじゃないか。
仕方ない、もう少し教育してやろう。

俺は再びゲスアキに近寄ると愛用のナイフでゲスアキの腕を吹き飛ばす。

「あ?」

間抜けな声を上げた直後、鮮血と共に悲鳴が響き渡った。

どうや?