【AFP=時事】ノルウェーの首都オスロの入り江に居着き、最終的に殺処分されたセイウチの像を建立するプロ
ジェクトを支援するクラウドファンディングが立ち上げられ、17日までに21万クローネ(約270万円)が集まった。

セイウチは「フレイヤ」と名付けられ人気者となっていたが、ストレスの症状を示しており、近づか
ないようにとの警告を守らない見物人に危害を加える恐れがあるとして、当局が14日、殺処分した。

発起人のエリク・ホルムさんはクラウドファンディングサイト「Spleis」で、「フレイヤの殺処分はノルウェー、
特にオスロが野生動物の居場所をつくることができないという極めて否定的なメッセージを発するものだ」と批判。

さらに、フレイヤの像について「自然に属するものを殺したり、消し去ったりすることはできず、するべき
でもないということを私たち、さらにはこれからの世代に思い起こさせるものとなるだろう」とつづった。