JR東海は夏休みの期間限定で、東海道新幹線の一部ののぞみ号に「お子さま連れ専用車両」を設けています。

 うたい文句は、「『泣いたらどうしよう』の心配も解決」です。

 小さい子どもを連れて旅行に出掛けたり、帰省したりする利用者の要望に応える形で運行されています。

 こうした取り組みにSNS上では、「我が子が多少グズってもはしゃいでも、座席を離れる必要がないのは助かるね」「この車両は子連れが多いんだ!と思うと、すごく心強く気持ちが楽でした」といった声が上がっています。

■“専用車両”疑問・懸念の声も…

 子ども連れの利用者に向けた取り組みは、他の鉄道会社でも行われています。

 小田急電鉄では今年の春から、一部の車両に「子育て応援車」を導入。誰でも乗ることができますが、子連れの方が安心できるように見守りましょう、と呼び掛けています。

 また、都営地下鉄・大江戸線は2019年から、一部の車両に「子育て応援スペース」を設置しています。

 ただ、こうした“専用車両”が作られることに、SNS上では「子連れの人たちを分断しているようだ」といった疑問の声や、「子育て世帯に不寛容な世の中につながるのでは」といった懸念の声も上がっています。

 ツイッターから:「子連れを隔離するんじゃなくて、静かにしたい人向けの車両を作ったほうがいいじゃないかなと」「一般車の親子連れが非常識扱いされないかと心配ですね」