26日午後4時16分ごろ、七尾市大野木町の海岸で、付近住民が「砂浜に人間の下半身のようなものが漂着している」と地元の駐在所に通報した。現場にはパトカーや消防車が駆け付け、物々しい雰囲気に包まれたが、実際は泥が詰まった作業服「胴長」で、七尾署員は「間違えても仕方がないほどリアルだった」と驚いていた。

 住民が見守る中、七尾署員が砂浜に打ち上げられた物体を調べた。胴長は長靴と一体となった作業服で、泥が入り込み人が履いているかのように膨らんでいた。大野木町会の小川洋会長(67)は「不気味で近寄れなかった。人間でなくて本当に良かった」と胸をなで下ろした。

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