京大、ドジッター宇宙に対する「ホログラフィー原理」の具体例の構成に成功

解析が比較的容易な
3次元ドジッター宇宙
(現実の4次元宇宙から時間1次元を外したもの)を例に、
ホログラフィー原理によって
どのような2次元共形場理論と対応するのかの検討が行われたとする。

“万物の理論”である「量子重力理論」は今のところまだ完成していないが、
それを実現できる鍵と考えられている1つが、
ホログラフィー原理だという。
これを用いると、難解な「量子重力理論の問題」を、
より馴染み深い「物質の問題」に置き換えることが可能となる。
ただしこれまでは、
ホログラフィー原理が適用できる重力理論として、
現実とは異なる、宇宙定数が負の宇宙である
「反ドジッター宇宙」が主な対象として考えられてきた(反ドジッター宇宙のホログラフィー原理は「AdS/CFT対応」と呼ばれる)。

https://news.mynavi.jp/techplus/article/20220725-2408018/