証拠ガッツリあって草

硫酸による溶解で完全に人体が消滅すると思っていたヘイグは、遺留物を発見が困難な下水や海などに流すことなく、ドラム缶を転がして移動させ、中の硫酸と遺留物を比較的発見が容易な庭に遺棄していたというミスを犯した。

これを自供から知った警察は、倉庫内から庭までドラム缶が転がされた跡を綿密にたどって遺棄地点を探し出し、その地帯の土壌を徹底的に調べ上げた。すると、硫酸が溶かしきれなかった人体の脂肪、人骨、胆石、入れ歯などがわずかながら発見された。人骨や胆石などがディーコン夫人の特徴と一致したうえ、入れ歯が彼女の歯科医によりディーコン夫人のものであると証明されたことにより、ヘイグは逮捕された。