チェスのロボット、7歳少年の指を折る モスクワ・オープン

今月19日にモスクワで開かれたチェスの大会で、ロボットが対戦相手の7歳少年の指の骨を折ったという。モスクワ・チェス連盟のセルゲイ・ラザレフ会長が、ロシア国営タス通信に話した。

モスクワ・オープンでの出来事についてラザレフ会長は、「ロボットが子供の指を折ってしまった」、「これはもちろん、よくないことだ」と話した。

ソーシャルメディアに投稿された大会の映像では、盤の上からアームで駒を持ち上げ動かすタイプのロボットが、自分の番でまず少年の駒を取った。続いて男の子がすぐさま駒を動かそうとすると、ロボットが子供の指をつかむ様子が見える。

大人4人が急ぎ男の子の周りに集まり、間もなく男の子はロボットの手から救出されて、その場から運び出された。

ラザレフ会長は、このロボットはこれまで複数の試合に臨み、何の問題もなかったと話した。