一般道で時速157キロ、6人死傷事故になぜ執行猶予? 息子亡くした遺族の悲憤
https://news.yahoo.co.jp/byline/yanagiharamika/20220722-00306696


■判決は「懲役3年 執行猶予5年」
 7月15日、福島地裁いわき支部で、「過失運転致死傷」の罪に問われていた19歳の被告に対する判決が出されました(三井大有裁判官)。

「主文、被告人を懲役3年に処する。この裁判が確定した日から5年間、その刑の執行を猶予する」 (*求刑、懲役4年以上6年以下)

 判決を傍聴したいわき市在住のAさんはこう語ります。

「近所で起こった事故だったので気になり、傍聴しました。一般道で時速157キロ出して起こった今回の死亡事故が、『危険運転』ではなく『過失』で起訴されたこと自体、意外でしたが、まさか執行猶予がつくとは……。また同じような事故が起こってしまうのではないかと不安です」

 本件事故については、5月に以下の記事で報じました。
【6人死傷】一般道で時速157キロは「過失」ですか? 同乗中に即死、息子失った両親の訴え(柳原三佳) - 個人 - Yahoo!ニュース

 2021年7月24日午後10時10分頃、当時18歳だった専門学校生の被告が自分の車に友人5人を乗せて買い物に行く途中、一般道で時速157キロを出し、制御不能となって橋の欄干に激突。
欄干のポールが車に2本突き刺さり、後部座席に乗っていた内山裕斗さん(18)が死亡、被告を含む5人が重軽傷を負うというものでした。