BA.2.75は構造上、突破感染(ブレイクスルー感染)や再感染を起こす危険性が高い。以前のオミクロン株の下位系統と比べてスパイク(突起)たんぱく質に突然変異が多いため、より効果的に細胞と結合し、ワクチン接種や感染で形成された抗体を回避できるからだ。ギリシャ神話に出てくる半人半獣の「ケンタウロス」の名がつけられたのも、既存のウイルスとは異なるこのような特性のためだ。
世界保健機関(WHO)は7日(現地時間)、BA.2.75を「懸念される変異株における監視下の系統」に分類したが、これは感染力が強いか致命率が高いため、公衆保健に影響を及ぼす可能性が高い変異株であることを意味する。
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