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オウム真理教に妻と赤ちゃん共々殺された坂本弁護士の文章読んでや

〈もちろん、信仰の自由とか信教の自由とかいうのがありますからね。端で見ていて、どれほど異様なものであったとしても、それはその人たちの自由ですし、信じることは自由だと思うんです。
 けれども、やはり〔宗教も〕社会の中でやっているわけですからね。社会的ルールみたいなものもあるでしょうし、そこから起きるいろんな嘆きとか悲しみとか、そういったものにも目を向けていくのが宗教だと思うんですよね。
 オウム真理教はその点、超能力を得たいとか真理を究めたいとかいう子供さんたちの気持ちには沿っているのかもしれないですけれども、置き去りにされるお母さんとか、(他の)子供さんとか、同級生とか、その人たちの嘆きとか苦しみに目を向けようとしない。そこら辺に1つの問題があるんじゃないかな、ということ。

 それから、やはり宗教っていっても、本当に真理を求めているのと、宗教ということに藉口して、要するに金儲けをすることというのは、別個だと僕らは考えるわけですね。

 〔問題なのは〕後者の部分ですね。宗教を利用したインチキ商法になっているとすれば、やっぱり社会的に断罪されるべきだと思うんですよ。それには詐欺など法律に引っかかってきますから。
 オウム真理教というのは、前者の部分でも、社会の枠をかなり逸脱しているとということもありますし、後者の宗教に藉口しているんじゃないか、要するに金儲けじゃないかという部分についても、今まで調べた範囲では、かなり疑惑というか、どうかなという部分が多々出て来ている。

 そういう面については、やはり弁護士として、法律問題だと考えざるをえないということなんですね〉