ずんだもんに看病されたいのだ
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「大丈夫なのだ?」
「おねつはあるのだ?冷えピタ貼るのだ?」
「なんでもするから早く元気になってほしいのだ」
ずんだもんはあわあわして泣きそうになりながらそばにいてくれるのだ
「すぐ良くなるよ」って伝えるとホッとしてくれるのだ
翌朝には冷たくなってて、ずんだもんの中に消えない思い出として存在し続けたいのだ ずんだもんはずんだの妖精だから生死という概念から外れた命なのだ
ずんだもんに記憶されることで大好きなずんだもんの中だけで永遠となるのだ ずんだもんは死がわからないのだ
だから病気だって痛かったり苦しかったりするものであって終わりになるものではないと思っているのだ
そんなずんだもんが初めて出会う「死」になりたいのだ
メメント・モリなのだ ずんだもんは冷たくなった身体をゆさゆさ揺さぶるのだ
「起きて」ってずっと揺さぶるのだ
ゆさゆさ
ゆさゆさ
ゆさゆさ
泣きながらゆさゆさし続けるのだ わからなくて、怖くて、寂しくて、ずっとずっと
いつしか肉が腐り落ちて、染みになって、骨になって、ようやくずんだもんはこれがもう元に戻らないことを理解するのだ ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています