岐阜市立岐阜小学校が五月、ドリルやプリントなどを一律に課すスタイルの宿題を廃止した。児童自ら必要だと思う勉強や趣味、地域活動の時間に充ててもらうのが狙い。文部科学省によると、公立学校としては全国的にも例の少ない取り組みといい、校長は「形式的な宿題の意味を問い直し、自ら進んで学ぶ力を育てたい」と語る。 

宿題の代わりに、担任教員は学年ごとに家庭学習のポイントを提案。高学年は自主的に課題を見つけ取り組むよう助言し、低学年は学習習慣をつけるためドリルの反復を促す。家で学習しなくてもとがめない。