スマートフォンを片手に海の向こうで品定めをしているのは、不動産バブルなどを背景に資産を築いた30~40代の中国人が多い。
上海などと比べて割安な日本の物件に長期運用目的で投資。多くは借り入れ無しの一括購入で、来日せず契約を済ます人もいるという。
驚くべき金銭感覚に感じるが、運営企業社長で上海出身の趙潔氏(33)は「中国の都市では1億円の不動産を持つことは珍しくない。日本人から富裕層だと思われている人は、実は中間層だ」と率直に話す。

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