東京・国分寺市のクリニックで90代の男性患者に必要量のおよそ100倍のモルヒネを誤って処方し、死亡させたとして40代の医師の女性と60代の薬剤師の女性が書類送検されていたことが分かりました。

 国分寺市の「武蔵国分寺公園クリニック」の40代の医師の女性と近くにある調剤薬局の60代の薬剤師の女性は去年2月、93歳の男性に誤って必要な量のおよそ100倍のモルヒネを処方して死亡させた疑いで23日に書類送検されました。

 捜査関係者によりますと、患者の男性は息苦しさを訴えてクリニックを受診しモルヒネの内服薬を処方されましたが、その後容体が急変し1週間後にモルヒネ中毒で死亡しました。

 医師の女性は、電子カルテの入力を誤って大量のモルヒネを処方していて薬剤師も、その処方箋(せん)に従って薬の調剤をしていました。

 2人は警視庁の任意の調べに対し、容疑を認めています。