将棋の里見香奈女流四冠(30)が28日、男女の区別なく戦う「棋士」になるための制度「プロ編入試験」に挑戦する意向を、日本将棋連盟を通じて明らかにした。
将棋界では女性初となる「棋士」をめざし、8月頃に始まる試験対局に臨む。

 将棋の「棋士」と「女流棋士」は別制度。里見女流四冠は5月下旬、棋王戦予選での勝利で、男性の棋士を相手にした直近の公式戦成績を10勝4敗とし、
プロ編入試験の受験資格「10勝以上かつ勝率6割5分以上」を女性で初めて満たした。

 里見女流四冠は今後、原則月1回行われる試験対局で5人の若手棋士と1局ずつ指し、3勝すれば棋士になれる。
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