農工大、「π-π相互作用」の未開拓の性質を基盤とした有機分子触媒を開発

 東京農工大学(農工大)は6月20日、2つの芳香環を平行配列させた際に生じる「π-π相互作用」のこれまで未開拓であった性質(空間を介した電子調節効果)を基盤とした、新しい有機分子触媒の開発に成功したことを発表した。

 同成果は、農工大大学院 工学府の山本雄貴大学院生、同・井上愛子大学院生、同・酒井暖大学院生、同・大多和柚奈大学院生、同・大学院 工学研究院 応用化学部門の森啓二准教授らの研究チームによるもの。
 詳細は、有機化学とその関連分野全般を扱う学術誌「Tetrahedron Letters」に掲載された。

https://news.mynavi.jp/techplus/article/20220621-2374348/