「1TBで5,000円」のSSDを目指す将来世代のNANDフラッシュ

3D NANDフラッシュの多値記憶技術には、もう1枚の切り札がある。1個のメモリセルに5bitのデータを記憶する

「PLC(Penta Level Cell)」方式だ。2019年8月にフラッシュメモリ応用技術のイベントFMSでキオクシア(当時の社名は東芝メモリ)がPLC方式による書き込みの実験結果を報告したのが、はじまりだろう。

2019年9月にはIntelが不揮発性メモリとストレージに関するプライベートイベント「Intel Memory & Storage Day」でPLC方式の書き込み実験結果を披露した。
ほかのNANDフラッシュ大手も、PLC方式の研究開発を手掛けていると見られる。