北海道・知床半島沖で観光船「KAZU 1(カズワン)」が沈没した事故で、国土交通省北海道運輸局は14日、運航していた「知床遊覧船」(斜里町)の事業許可を取り消すのを前に、同社側に釈明の機会を与える「聴聞」を実施した。桂田精一社長(58)ら同社側は出席せず、事故の責任は「当社のみではなく、国にもある」とする社長名義の陳述書を提出した。6月中に処分する。