「このまま雨が降らなければ第三次取水制限へ」香川の水源“早明浦ダム”貯水率低下【香川】

渇水により、高知県の早明浦ダムの貯水率が低下しています。
このまま雨が降らなければ19日頃から、香川用水への供給量を50%カットする“第三次取水制限”が始まることになりました。

香川県の主な水源となっている早明浦ダムの10日の貯水率は46.1%と平年を大きく下回っています。

今月5日からは、香川用水への供給量を35%カットする“第二次取水制限”が行われていますが、早明浦ダム上流の6月の降雨量は平年の14パーセントと少なく、
さらに田植えなどで農業用水を必要とする季節に入ったためさらなる貯水率の低下が懸念されています。

このため、10日開かれた吉野川水系水利用連絡協議会では、貯水率が30パーセント程度になった時点で供給量を50%カットする“第三次取水制限”を行うことが決まりました。

このまま雨が降らなければ今月19日頃には貯水率が30パーセントを下回る見込みで、香川県は引き続き節水を呼びかけています。