宮城県利府町役場の敷地内でメスのカルガモが温め続けていた卵10個が9日朝、跡形もなく消えていた。庁舎の周囲にある約10台の防犯カメラで不審な人物が敷地内に侵入した形跡は確認されず、動物による被害の可能性もある。
卵が無事かえるようにと、遠巻きに見守っていた町職員らは落胆している。

 午前7時40分頃、出勤してきた熊谷大町長が、庁舎脇の植え込みにある巣を見たところ、卵がなくなっているのに気づいた。
前日の8日午後9時には警備員が卵があるのを確認していたという。

 9日午後、メスのカルガモは巣の近くに舞い戻っては、卵を探すように周囲を歩いていた。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20220610-OYT1T50093/