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【文春】警察庁が“監察”したパチンコ社長と栗生官房副長官の“蜜月”【在日フィクサー】
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2022/06/06(月) 22:18:09.87ID:Jk/+yZpD0
2022/05/18
「日本のフィクサー」(下)警察庁が“監察”したパチンコ社長と栗生官房副長官の“蜜月”
http://bunshun.jp/denshiban/articles/b3082

その男の名は、これまで大手メディアで報じられたことは皆無に近い。「コンパス」社長・武本孝俊氏。だが、豊富な資金力を背景に彼の人脈は各界に縦横無尽に張り巡らされている。中でも岸田政権の官房副長官とは――。
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2022/06/06(月) 22:18:25.46ID:Jk/+yZpD0
 2017年12月4日。その男性は警察庁からの呼び出しに応じ、霞が関を訪れていた。

 発端は、秋口から警察関係者やマスコミ関係者などにバラ撒かれた怪文書。記されていたのは、警察が管轄するパチンコ業界のフィクサーと名指しされた人物と、警察庁ナンバー2だった栗生(くりゅう)俊一次長との“蜜月”だった。

 警察庁の庁舎とは別の場所で秘密裏に行なわれた聴取。そこに姿を見せた男性とは「コンパス」社長という肩書きを持つ武本孝俊氏(62)だ。監察部門による聴取は一日では終わらず、日を改めて複数回にわたって実施されたのだった。

 一方、約4年後の昨年10月、もう一人の当事者、栗生氏は岸田政権下で官僚機構のトップ、官房副長官にまで上り詰めたのである。



 前回取り上げた大樹総研の矢島義也会長が派手に人脈を誇示する“動”のフィクサーなら、武本氏は表に立つことを嫌う“静”の存在。世間の知名度とは裏腹に、彼の人脈は矢島氏同様、政界や官界を筆頭に縦横無尽に張り巡らされている。

 例えば菅政権下では、武本氏が関わる店が注目を集めたことがあった。2020年12月14日、高級ステーキ店「H」。この店で、コロナ禍で五人以上の会食を控えるよう要請しながら、菅義偉首相や二階俊博幹事長ら8人がマスクを付けずに会食を行なった。実は、Hが店舗を構えるのが、武本氏が銀座の一等地に所有するビルの1階なのだ。

「カウンターが8席、奥に八人ほどが座れる個室が一つ。Hには安倍晋三元首相らが足を運んでいますが、客の多くは武本氏の人脈に連なります。この時の会合も、Hを頻繁に利用する二階氏が声を掛けた忘年会的な集まりでした。武本氏は二階氏とは1対1で食事できる仲。菅氏とも官房長官時代から会食を行なってきました」(自民党関係者)

 例えば菅政権下では、武本氏が関わる店が注目を集めたことがあった。2020年12月14日、高級ステーキ店「H」。この店で、コロナ禍で五人以上の会食を控えるよう要請しながら、菅義偉首相や二階俊博幹事長ら8人がマスクを付けずに会食を行なった。実は、Hが店舗を構えるのが、武本氏が銀座の一等地に所有するビルの1階なのだ。

「カウンターが8席、奥に八人ほどが座れる個室が一つ。Hには安倍晋三元首相らが足を運んでいますが、客の多くは武本氏の人脈に連なります。この時の会合も、Hを頻繁に利用する二階氏が声を掛けた忘年会的な集まりでした。武本氏は二階氏とは1対1で食事できる仲。菅氏とも官房長官時代から会食を行なってきました」(自民党関係者)

 現政権で中枢を担う栗生氏との関係性を警察庁から聴取され、前政権の首相や幹事長とも親しい間柄。一方で「公益財団法人ジュニアゴルファー育成財団」で監事を務めるなど、公の分野でも活動を続けている。

 武本氏の知人が言う。

「本人は『(米国の)オバマ元大統領とは同窓だ』と話し、オバマ氏と一緒に写った写真も見せて貰いました。高校時代にオバマ氏がお気に入りだったクッキー屋があり、鳩山由紀夫政権時の日米首脳会談に、わざわざ注文して鳩山氏に持たせたとも聞いた。ただ、なぜそれほど凄い人脈を持っているのか。飄々と語るので、本当に掴みどころがない人物なんです」
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2022/06/06(月) 22:19:21.16ID:Jk/+yZpD0
 その武本氏とは一体、何者なのか――。

 彼の父・宗一氏は在日コリアンの間では立志伝中の人物として知られてきた。

「宗一氏は韓国の慶州南道出身で、渡日後は1965年にエース電研を東京都台東区で創業。“島(遊技台を取り付ける枠組み)”の補給設備メーカーとして躍進し、パチンコホールの経営にも進出しました。財産を築き、『衣錦還郷』としてその資金を韓国での投資や不動産取得に充て、79年にはレジャーランド『釜谷(ブコク)ハワイ』を建設(17年に閉園)。韓国政府から国民勲章を受けました」(パチンコメーカー幹部)

 87年、創業者だった父親から27歳の若さでエース電研を受け継いだのが、次男の武本氏だ。その経営ぶりは周辺機器メーカーの枠を超え、早くからカジノ業界に関心を持つなど異彩を放っていた。93年にはネバダ大学ラスベガス校に200万ドルを寄付し、ギャンブル産業に関する博士課程設置に尽力している。

 政治への関与を深めていくのもこの頃だ。

人脈の起点となった「三宝会」

 自民党の竹下登元首相が最高顧問を務めていた勉強会「三宝会」。96年、竹下氏と近い政治家や財界人、マスコミ幹部などの情報交換の場として結成されたものだ。政界フィクサーと呼ばれた「フジ・インターナショナル・アート」の福本邦雄氏が仕切り役で、武本氏も関わるようになった。

「97年には国会で官邸直轄の情報機関、内閣情報調査室の室長が三宝会に参加することに疑義を呈する質問が出ましたが、当時の室長は、警察庁警備局長などを歴任した杉田和博氏。後に、第二次安倍政権で8年にわたり官房副長官を務めた人物です。武本氏は三宝会を通じて杉田氏と知り合い、警察人脈の起点の一つになりました。他方で、三宝会の縁で各紙の政治部幹部と知り合い、彼らを媒介に旧経世会の流れを汲む平成研(現茂木派)、更には、森喜朗元首相をはじめ、清和会(現安倍派)など幅広く政界人脈を広げて行くのです」(全国紙政治部OB)

 エース電研の社長として高額納税者番付にも度々登場し、95年には東京上野税務署管内では第2位の約1億3000万円を納税していた武本氏。こうした資金力を背景に、親しい政治家を経済的にも支援していく。

 確認できる限り、95年からパーティ券の購入や政治献金を開始。例えば、竹下亘元復興相には03年から5年間で武本氏個人が計350万円、02年には自民党の政治団体「国民政治協会」に九州エース電研が100万円、台東区が地盤の深谷隆司元通産相にはエース電研が計23万円の政治献金を行なってきた。

 深谷氏が振り返る。

「武本さんの会社もご実家も私の選挙区内にあったことから、支援して頂きました。彼のご両親にもお会いしたことがあります」

 武本氏は身内に熱心な創価学会信者がいたこともあり、一時は公明党からの出馬も取り沙汰されたほどだ。

「公明党の落選議員を(自らの)事務所で秘書のような形で面倒を見ていて、大したものだなと思った記憶があります」(同前)

 財界では、花柳界の有名人として知られた日本加工製紙の塩手満夫元社長と親しく、塩手氏の紹介でNHKの海老沢勝二元会長や日経新聞の鶴田卓彦元社長と関係を深めていったという。海老沢氏は、前述したゴルファー育成財団で評議員を務めている間柄だ。
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2022/06/06(月) 22:20:01.95ID:Jk/+yZpD0
 武本家と長年の付き合いで、武本氏夫妻の仲人も務めた元熊本国税局長の谷部(やべ)龍二氏が言う。

「彼は会社を辞めた大物の面倒を見ることが多く、例えば三井住友銀行の西川善文元頭取についても退任後は顧問料だけでなく、車や秘書役の手配も支援していたはずです。お父様は韓国の銀行の株主で、その売却益などもあり、亡くなられた後、武本氏や彼の母はかなりの遺産を相続された。私は彼個人や会社の経理も見ていますが、彼は(政治家らとの)そうした付き合いを持ち出しでやっています」

 豊富な資金力は学界にも影響力を及ぼしている。

 早稲田大学のキャンパスの一角に、建学以来の歴史資料などを収めた「早稲田大学歴史館」が入る建物がある。その入口の傍には石碑があり、裏面には功労者への敬意がこう刻まれている。

〈武本家の支援のもと創設された〉

 この石碑は18年3月20日の開館に先立ち、大学に多額の寄付を行なった武本氏への返礼の意味で建立されたものだという。実際、早稲田大のHPによれば、武本氏は1000万円以上の寄付をした人物に与えられる「名誉賛助員」の称号を持ち、〈武本(裵)孝俊奨学金〉として法務研究科学生に年20万円の奨学金の支給なども行なっている。

「彼は早大出身ではありませんが、副総長だった關(せき)昭太郎氏と近しかったことで名門・早大との距離を縮めます。武本氏と關氏は02年にNPO法人『アジアの架け橋(現Bridge Asia Foundation)』を設立し、アジアからの留学生支援も行なってきました。篤志家としての一面も持っているのです」(早大関係者)
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2022/06/06(月) 22:20:28.82ID:Jk/+yZpD0
的場副長官の欧州旅行費を負担

 しかし、そうした武本氏の支援が物議を醸したことがあった。週刊文春は07年3月22日号で「的場官房副長官 おねだり癖を問う」と題した記事を掲載。旧大蔵省OBで、第一次安倍政権の官房副長官だった的場順三氏とX社のT社長との親密ぶりを指摘したが、このT社長が武本氏だ。

 記事によれば、武本氏は、旅行が趣味の的場氏の求めに応じて数年にわたって旅費を負担。06年夏、的場氏夫妻がヨーロッパを旅行した際は、ファーストクラスの利用など240万円超の旅費をジャルパックに振り込んでいたという。的場氏は当時、取材に「顧問料みたいなもの」と旅費の受け取りを認めた上で「民間時代の付き合いは、副長官になってからは全て絶っている」と説明していた。

 だがこの報道の直後、武本氏に“ある変化”が起きる。2カ月後の07年5月、武本氏はエース電研の社長を退任したのだ。そして同社の出資で88年に設立されていた「アイテックス」をコンパスに商号変更し、社長に就任する。

  自身が保有していたエース電研株も07年、10年の2回に分け、パチンコメーカー「ソフィア」の経営者に競業避止義務の条項をつけて売却したとされる。株の売却益に加え、コンパス名義などで都内に複数のビルを所有してきたが、いずれも無担保。民間調査会社のレポートでも「十分な資金調達力」と評された。

「以降も武本氏は様々な政治家、官僚、メディア幹部らにHなどで食事を奢ったりしてきた。その一方で、表向きはパチンコ業界とは距離を置いた感じを見せていました」(前出・知人)
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2022/06/06(月) 22:21:25.16ID:Jk/+yZpD0
 ところが――。

 冒頭のように、17年秋、武本氏に関する怪文書が撒かれ、業界のフィクサーと名指しされたのだ。

 その背景をパチンコ業界関係者が解説する。

「怪文書に書かれた『パチンコ利権』とは、これまでのパチンコ台とは違い、パチンコ玉に触れることなく、プレイできる次世代遊技機のこと。当時は管理遊技機と呼ばれていました。大掛かりな変更が必要になるため、メーカーにとっては、90年代のプリペイドカードに対応したCR機登場以来のビジネスチャンスになるとされてきた。一部メーカーはかねてから内々に試作機を作って研究を重ね、武本氏も業界の纏め役として勉強会などを開いていると言われていました」

 管理遊技機の導入には警察当局による遊技機規則の改正が必須で、そこが最大の“障壁”だった。管理遊技機は出玉データを外部で一元管理することで不正対策になるが、同時にハッキングされるリスクを抱える。その点に警察当局が難色を示していたのだ。

 潮目が変わったのは17年春。それまで業界団体からの要望書の受け取りすら拒否していた警察庁が態度を軟化させ、7月に規則改正案を公表。9月には新規則が公布され、管理遊技機の導入が決定するのだ。

「その過程で、17年3月に栗生次長から担当の保安課長に規則改正の指示があったとされ、保安課の強化が図られました。怪文書は、そこに武本氏らの働き掛けがあったと指摘。武本氏と栗生氏との関係を裏付ける証拠として、武本氏が送った南高梅や乳製品などの贈答品の伝票が添えられていたのです」(同前)

 当時、栗生氏は“次の長官”が確実視されていた人物。更に怪文書は警察庁だけでなく、国家公務員倫理審査会を司る人事院にも届いたことから、警察庁は事態を重く見た。武本氏がパチンコ業者ならば、栗生氏にとって利害関係者に当たり、物品の贈与や供応接待を受けることを禁じた国家公務員倫理規程に違反する疑いが生じかねない。まして栗生氏は当時倫理監督官も兼務しており、より高い倫理規範が求められる立場でもあった。

 警察庁は“監察調査”を実施する。総括審議官の中村格氏(現警察庁長官)が指揮を執り、人事課長の小島裕史氏(現官房長)が人事院への対応を担当。武本氏の聴取は首席監察官の藤本隆史氏(前刑事局長)が行なった。17年12月4日から始まった聴取。そこで武本氏はどう答えたのか。

 果たして、栗生氏に贈答品を送ったことを認めたのだった。他方で「本人から返還を受けた。拒否されたが、手違いで以後も送り続けた」とも説明したという。
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2022/06/06(月) 22:21:52.70ID:Jk/+yZpD0
所有ビルの高級中華で栗生氏と

「もともと武本氏は高級中華の『E』で、杉田氏から栗生氏を紹介され、年に何度か食事を共にしていたそうです。Eもまた、Hと同じく、武本氏が所有するビルに入る店。当時の警察庁長官、坂口正芳氏や秘書役だった高水紀美彦氏(現警察大学校交通教養部長)も、武本氏とEで会食をしていたようです。その後も繰り返し聴取は行なわれましたが、武本氏本人が『今はパチンコとは一切関係が無い』と主張したことで、栗生氏らは不問に付されたと聞いています」(警察関係者)

 だが、実際は違った。エース電研の役職は降りていたが、最初の聴取の時点では同社のグループ会社だったパチンコ店経営「ピーポケット」の大株主で、取締役会長だったのだ。そして聴取4日後の12月8日、ピーポケットの取締役を退任。形式上「パチンコと関係が無い」状態となった。

 こうした“監察調査”によって、栗生氏への嫌疑も玉虫色からシロになり、18年1月18日付で警察庁長官に就任。そして現在、官房副長官の椅子に座る。

「武本氏は、栗生氏以外にも元警察庁長官や元警視総監、政府中枢など広範囲に贈り物を送っていたようです。その目的が不透明ゆえ、実像が掴みにくい面があるのも確か。ただエース電研では拉致被害者の親族が一時働いていたり、武本氏自身も韓国との文化交流などに熱心です。ここに来て経済安全保障の重要性が叫ばれる中、日韓の情報当局者の中には彼を日韓を繋ぐロビイストと見ている者もいます」(別の警察関係者)

 日韓議連の前幹事長で、銀座のHにも通っていた河村建夫元官房長官が言う。

「韓国から議員団がお見えになった時など、武本さんと親しい人がいると、声を掛けて頂いて私も食事をご一緒したことがあります」

 武本氏との関係、供応接待や物品提供について確認したところ、森氏は「武本氏は存じ上げているが、それ以外は事実無根です」。菅氏は「マスコミや有識者をはじめ様々な分野の多くの方と情報交換などしています」。二階氏は「会食をしながら意見交換などをすることもあります。費用の負担はそれぞれの会合で様々です」などと回答した。

 一方、栗生氏は「確認するような事柄はありません」。杉田氏は「お答えするつもりはございません」。警察庁は個別質問には答えないとした上で「遊技機規則改正は、国家公安委員会及び警察庁において、パチンコ依存防止対策の観点から必要な施策として行なったもの」などと回答した。

 では、当の武本氏はどう答えるのか。4月27日、電話で取材を申し込んだところ、「極力取材には応じる」と回答。仔細な質問状を送った上で、取材日程を5月11日と定めた。ところが前日の10日夕方、本人名義で「弁護士に相談したところ、貴誌の取材を受ける必要はないし、質問書に回答する必要もないとの助言を得た」と書面でキャンセルを通告。「一切のお問い合わせを全てお断りする」などと記されていた。

 警察庁が神経を尖らせた栗生氏との“蜜月”。以降、武本氏はその関係を周囲には殆ど打ち明けていない。最近は、知人らにこんなことを語っていたという。

「松野(博一=現官房長官)も偉くなったな。韓国の政治も気になるね」

 令和のフィクサーは政界から財界、官界、学界、メディア界まで、その地下水脈で自在に遊泳している。

source : 週刊文春 2022年5月26日号
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2022/06/06(月) 22:22:16.04ID:Jk/+yZpD0
週刊文春 2002年5月26日号
警察庁が“監察”したパチンコ社長と栗生官房副長官の“蜜月”
<日本のフィクサー下>   西崎信彦
https://bunshun.jp/articles/-/54429

2022/05/07
【賭博】ファン離れが止まらず閉店ラッシュが続くパチンコ業界“起死回生の一手”となるか 次世代機『スマパチ』 ホールの前評判は?
https://phoebe.bbspink.com/test/read.cgi/pinkplus/1651932648/
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