千葉県松戸市内の神社の神木などに、ワラ人形が打ち付けられる被害が相次いでいることが分かりました。どのワラ人形にもロシアの大統領とみられる顔写真が貼られているということで、警察は慎重に調べを進めています。

 警察などによりますと、ゴールデンウィークのあけた5月上旬以降、松戸市の八ケ崎地区や二ツ木地区、それに馬橋地区などにある神社の神木などに、ロシアのプーチン大統領とみられる写真とともに、ワラ人形が五寸釘で打ち付けられているのが見つかったということです。

 このうち5月中旬頃に被害にあったという殿平賀地区の神社を管理する男性(60代)は、被害届の提出は検討していないとしながらも、「気味が悪い。なんでそういうことをするのか分からない」と話していました。

 警察によりますと、同様の被害は松戸市内で少なくとも5件以上にのぼり、神主が常駐していない比較的小規模な神社が多いということです。

 警察は同一犯の可能性があるとして、器物損壊や建造物侵入などの疑いも視野に、慎重に調べを進めています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/c069691ec51b2d3a2b7d44144c6cb7ec126f2203