ウクライナ首都にミサイル攻撃 2カ所で爆発・火災 東部拠点、ロシアと瀬戸際の攻防
https://news.yahoo.co.jp/articles/329290845eb09db14e7c3a2bb5145de0fe3c99ae

ウクライナのメディアによると、首都キーウ(キエフ)の市内2カ所で5日早朝(日本時間同日午後)、相次いでミサイル攻撃があり、大きな爆発と火災が起きた。

 一方、ロシア軍が完全制圧を目指す東部ルガンスク州では、瀬戸際の攻防が激しさを増している。

 クリチコ市長が通信アプリで明らかにしたところでは、爆発があったのは、中心部と川を挟んで対岸にある東部ドニプロ地区と南東部ダルニツァ地区。現地の報道によれば、火災が発生して黒煙が立ち上った。

 キーウは、2月下旬にロシア軍による本格侵攻が始まってしばらく、何度もミサイル攻撃にさらされた。ロシア軍が周辺の北部キーウ州などから撤退して以降は比較的平穏が保たれ、外国政府要人らの訪問が続いていた。ただ、グテレス国連事務総長が訪れた4月下旬にミサイルが着弾し、死傷者が出ている。

 一方、ロシア軍が東部2州の「解放」を目標に掲げる中、ルガンスク州の残る拠点都市セベロドネツクをめぐり、一進一退の戦闘が続いている。ロシア部隊の大規模投入を前に、ウクライナ側の抵抗は根強い。