https://www.cinematoday.jp/review/10937


☆1つ(5つ星満点)


延期から開会式までの時間がテンポよく編集され、混乱を含めて五輪までのテンションが一気。この冒頭が絶妙。

女性選手を大きくフィーチャーし、出産と競技の関係を問うなど視点も明瞭。
種目の厳選は仕方ないとして、JOC会長の柔道と、本作の総監督が日本リーグの会長を務めるバスケ女子の尺がやたら長いのが気になり…。

そこはいいとしても問題は競技の映像。
カメラの動きやフォーカスなど明らかに雑な印象。
空手の喜友名選手の静止した顔のアップでカメラが微かに揺れ、サーフィンもただ映して劇伴を当てた感じで、臨場感やアスリートの究極の瞬間にもっと触れたかった。

これが未来に残る公式映画で果たして良いのか? SIDE:Bに期待。