先日、ケニアのカカメガの町にて泥棒の男がなんと「盗んだテレビを頭にくっつけた状態」で犯行現場に戻ってくるという奇妙な事件が発生した。地元メディアの報道によると、被害に遭った家主は現場に犯人の証拠が残されていなかったため、地元の呪術医に頼んで犯人に呪術をかけてもらうことにしたのである。

 呪術師が何らかの儀式を行った直後、カカメガの住民らの前にテレビを頭に載せたままの男が現れ、人々を驚かせた。男はなぜかテレビが頭にくっついてしまったと訴えているそうで、どうやら盗んだテレビを運んでいる最中に呪いを受け、頭から離れなくなってしまったのではないかと考えられている。また、男はテレビを盗んだ家へと戻る途中、ハチの大群に襲われたとも語っているそうだ。ちなみにテレビは無事に男の頭から離れ、盗まれた家に返されたのみならず、せめてもの罪滅ぼしか男は家主のためにテレビの再設置まで行ったそうだ。その後、男は呪術医の「儀式」によって呪術からは解放されたが、警察に確保されたとのこと。おそらく近いうちに法的な裁きを受けることになると考えられている。
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