3月、札幌市東区の自宅アパートで62歳の母親を包丁で刺して死亡させた疑いで28歳の男性が逮捕された事件で、札幌地検は27日づけで男性を不起訴処分としました。

不起訴処分となったのは札幌市東区の無職の28歳の男性です。

男性は3月9日午前、札幌市東区の自宅で同居する62歳の母親の頭や顔などを包丁で刺した殺人未遂の疑いで逮捕され、その後容疑を殺人に切り替えて送検されました。

逮捕当時、男性は「母を殺すつもりで刺したことに間違いない」と容疑を認める供述をしていました。

この事件で、札幌地検は男性を不起訴処分としました。

札幌地検は処分の理由を明らかにしていませんが、精神鑑定の結果、男性の刑事責任を問えなかったためとみられています。